これは何でしょう。チューイング・ガムです。息子が今日学校に持っていったチューイング・ガムでございいまず。普段はガムは教室では禁止なのだけれど、今週は水・木・金とカリフォルニア標準テストで、テストを受けるときにはガムを噛んでよろしいとのこと。集中力が高まるということなのでしょう。標準テストというのは、いってみれば全国統一学力テストみたいなものだけど、アメリカでは医師免許も弁護士免許もすべて州別。標準テストも州ごと。バージニアでは小学校3年生以上が受けるものだけど、カリフォルニアは2年生以上。このテストの結果は子どもの学力を測る役割もあるけれど、それ以上に学校の教育水準を測り、先生や校長先生の評価に繋がります。学校ごとの平均点はデータベース化され、公的データとして公表されます。成績のいい学校は人気が高まり、その学校区にある家の価格もつりあがります。学校の貴重な財源は固定資産税であり、家の価格の高くなれば、その学校に入る税金も多くなり、その学校はより多くのプログラムを充実させることができ、さらに成績向上に繋がります。しかしながら、その反対の状況にある学校はどんどん廃れていくわけ。言っておくけど、これはすべて公立の学校の話。結果として同じ公立の学校でも、お金持ち地域と貧乏地域では教育に雲泥の差があります。先生の給料にも差があります。日本ではちょっと考えられないことでしょうが。。。なので親も必死だけど、先生も必死。テストの前は、マークシートを前に模擬練習にはげむ生徒たち。。。少しでも成績向上に繋がるならと、チューイング・ガムも許容する学校。。。エグい世界です。
This is a chewing gum our son bought for California Standardized Test. Usually they are forbidden to chew a gum at school, but they are given (rather encouraged) to get gum for the test. I guess it helps them to focus on thinking. We, of course, had standardized tests in Virginia too, but I feel the pressure to perform on the tests is more evident around here, probably because we live in a bigger metropolitan area now. There are quite a few "good" schools around here, and they compete sort of head to head for recognitions. The success on the test results in the higher prices of the houses in the area, which leads to higher property tax income for the school, which results in improved programs, which leads to higher performance. You see wide variety in teachers' salaries too. No wonder they are willing to try anything to score higher, such as this chewing gum!